2022年04月28日
ウクライナ生まれの写真機達が!
と思ったら、恒湿庫から囁きが聞こえた.. そうだ キエフと云う名の写真機が眠ってた!
思えばその昔旧ソビエト生まれの写真機達を.. 十数台「救出」した事を思い出した(^^
何故≪キエフ≫かはこちらをご覧頂くとして、こやつ達!素晴らしく精密重厚な顔ぶれだ
ご存じキエフ(ロシア語:Киев ;ラテン文字表記:Kiev )とは、旧ソ連邦:現ウクライナの
首都、最近ロシアの大義無き侵攻侵略に遭い.. 余りの残酷さに世界が驚愕..非難噴出
何たる蛮行あまりにも理不尽なウクライナへの暴挙だ、写真機とは無関係な話だけど..
キエフは 旧ソ連時代から有数な工業都市で精密機械など 製造技術が優れていたと云う
:キエフ!という写真機.. (ドイツのドレスデンのツァイス・イコン社の人気機種)を再生産
他に..有名なのは:フェド:ゾルキー:など、ドイツの他、欧州の有力メーの精鋭たち似..だ
名機ライカや:コンタックス:ローライFlex を追って、世界中でコピー機が氾濫した時代の
産物で製造拠点のアーセナルでも ツアイスのコンタックスを始め、ライカコピー機が多数
以下は恒湿庫のウクライナ生まれの住人達で、救出から..二十数年も寝っこけていた!
コンタックス@キエフ Ⅱ型 キエフⅢ?型 キエフ Ⅱ:Ⅲ型コラボ ライカコピーフェド2型
ライカコピー機仲間 :ゾルキー4型 :ゾルキー6型 :ゾルキー6型 :ゾルキー6型各種
もちろん..銀塩機だ!いずれ劣らぬ総金属製の重量級.. 工芸品の様に重厚なお姿!
久々に持ち出して、動作チェック!フイルム装填.. 巻き上げ、絞りやシャッター設定..
懐かしい 二重像合致式のファインダーでピント合わせ.. で、何十年ぶりかのレリーズ
一通りの儀式を辿ってみる.. 動作OK!但しシャッター速度の精度は正しいか疑問?
と、思わぬところで≪キエフ≫等、ウクライナ製の写真機を見直す機会になった(^^♪
財団のツアイスイコン社は、東西に分割され一部はソ連に接収され 製造設備や材料
(レンズ用のガラス材料も)従業員ごとソ連領内へ持ち去られ..領内をあちこち転々とし
最終的には、ソ連のウクライナのキエフの国営工場だったアーセナルに落ち着いた!
ドイツから持ち込んだ設備と材料で再生産を始めた、最初に再生産したのが、ツアイス
イコンのコンタックス 名前を≪キエフ≫と銘打った、ドイツ当時と同型、コンタックスⅡ型
だった.. 初期製品は材料もドイツ当時と同じ品質ゆえ高品質な製品が製造されたが!
年々、材料の入手難と技術者不足からどんどん悪化する憂き目にあってしまったという
手元の機体は初期の物で品質良好、特にジュピター8と云うレンズは源ツアイスゾナー
と同等品!と云うだけあって 現行品に負けないシャープな素晴らしい写りだった(^^ゞ
なんと、ライカの人気の定番、エルマー50mm f3.5の沈胴レンズ.. ゾルキー6とペア!
ここに上げたのは 全て銀塩カメラ、デジタルカメラやスマホ全盛の現在はすっかり姿を
見なくなったが.. 最近、若い女性を中心にフイルムカメラが静かに復活し始めたとか?
※銀塩機育ちの我らにとって、これは嬉しいNews.. 手持ちの写真機達を持ち出して..
どの機体を持ち出そうかな~(^^)v とか、密やかに ニマニマ.. 思案したりして(^^ゞ
そう言えば少し前..鎌倉散策で 二眼レフを携えた女性の一団に遭遇した事があった!
若い女性が 二眼レフをぶら下げて、さりげなく ブラ撮り..散策! なんて、絵になるな~
などと、しごく感心したものだった(^^)v
我が家にも未だ元気な二眼レフや一眼レフ、ライカ判機.. 等が有るので連れ出そうか?
めっぽう重いけど..キエフⅡ+ジュピター8 レンズなどを連れ出せば楽しいかもな~とか
思ったり.. 沢山あるので 機種によっては、使ってくれる方に 無償で差し上げても(^^)
※追記 ムソルグスキーの「展覧会の絵」をフルにお聴になるならこちらがお薦めです!
お気に入りスイスロマンド管弦楽団、指揮者は:エルネスト・アンセルメ 「創設者」で常任
弦楽器から流れる粒々が素晴らしく!荘厳な 雰囲気が、とても耳に心地良いですね!
流れ出る粒々を再生したくて自作のオーディオシステムを磨いた時代が懐かしい(^^ゞ
なお1曲目プロムナードを飛び越しこちら10曲目が キエフの大門のメジャーかも(^^♪
Posted by あんせるめ at 14:00│Comments(0)
│写真機三昧